Collaboration Project

マオリ族の伝統的なタトゥーを連想させるわた氏のアート作品を、ニュージーランドのブランド「ベロバイク」に合わせるというコラボプロジェクトの話しが浮上したのは、当社でベロバイクの取扱いがスタートする一ヶ月前(2021年12月)。コロナ禍で一年の歳月が掛りましたが、ついに実現したこのコラボ作品からは、それぞれの文化的要素が調和した小さなオープンイノベーションを感じます。

わた氏との打合せで着地したイメージコンセプトは「Velobike meets street in Japan」。トラック競技界で人気急上昇中のブランド「ベロバイク」と、日本のストリートシーンでピストバイクにアートを施す若手アーティストわた氏の作品をお楽しみください。

わた《承継》2022 / Elite Track Chainring 60t / 油性・水性ペン

「チェーンリングにはニュージーランドの先住民族でもあるマオリ族のタトゥーデザインと日本の桜をかけ合わせて、見ていて楽しいペイントを施しています」と語るわた氏。トラック×ストリート、ニュージーランド×日本の融合による小さなイノベーションが起きているように感じます。

わた《自然融合》2022 / Elite Longboi Stem / 油性・水性ペン

作者のコメントで、「ステムはチェーンリングとは違うテイストで、植物が体やバイクと絡み合い、力強く進む様を表しています」と言われるように、ペダルを踏み込んで突き進むライダーと自然が一体になるイメージが浮かびます。

 

アーティスト紹介

わた

1997年11月28日 東京生まれ

2017年に東京サイクルデザイン専門学校へ入学後、デザインやカスタムペイントなどの事業「bicycle art(バイシクルアート)」を開始。個展やワークショップを開催しながら、rapha ブラックボードのペイントやオリジナルサコッシュの制作販売、サイクリスト向けWebサイトFRAMEのオリジナルサコッシュのデザインなど幅広く活躍されています。

 

▶今の作風やコンセプトについて教えてください。

主に自転車とアートを組み合わせた新しいアートの表現方法bicycleartを中心に作品を製作しています。私は行ったことのない土地、場所、自転車で知り合った仲間など全てが繊細で、様々な物語が組み合わさり幾何学的にも見えました。そんなドキドキとワクワクを表現した作品を作っています。

 

▶影響を受けたアーティストはいますか?

影響を受けたアーティストは特にいませんが、元々好きだった自転車と芸術を組み合わせて何か作品が作れないかな?と思い始めたのが制作のきっかけです。

 

▶今回のVelobikeコラボ作品のコンセプト、こだわりのポイントはどこでしょうか?

植物には不思議な力があると私は思います。見るだけで元気が出たり、種類によって様々な表情を見せ、時には建物などを壊すほどの力を持っています。そんな力強く神秘に満ち溢れている植物からインスピレーションを受け今回の製作モチーフにしました。

 

▶今後コラボしたいブランドはありますか?

日本の企業やブランドとも沢山コラボしたいですし、海外ブランドとのコラボを通して日本以外の国の人にも私の作品をもっと知っていただきたいです。

 

▶最後に、今後の展望や夢を聞かせてください。

夢は大っきくと言う事で!世界的にも注目される日本のアーティストとして活躍する事ですかね!「bicycleartといえば私」というところまで行けたらと思います!

≫≫CNC加工で生みだされる精度の高いパーツ上に、温もりある手描きの模様が描かれたこちらの作品は、ランウェルが出展するサイクルイベントやわた氏の個展で展示予定です。

 

<使用したVelobike製品はこちら>

EliteTrackChainring

詳しく見る→
EliteLongboiStem

詳しく見る→

わた氏へのお問合せ先
Instagram: https://www.instagram.com/watabicycleart.1997
Twitter: https://twitter.com/@1128Etemonky


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